あぶら屋ヤマケイ
 
ハーバリウム制作時の色落ちについて
プリザーブドフラワーの画像 ◆ プリザーブドフラワーで色付けしている色素について
色素には主に顔料タイプと染料タイプがあります。
顔料は絵の具のように色が素材の上にのっている状態です。(右図)
染料は衣類の染め物のように、素材そのものに色が付きます。
顔料で色づけされたプリザーブドフラワーの場合、表面に色が付着しているだけですので、オイルに漬けることで顔料が剥がれ出してしまう可能性があります。
ですので、ハーバリウムの素材としましては、染料で色を付けたプリザーブドフラワーがお勧めです。
 
顔料と染料
色素の写真 ◆ 染料の種類について
染料にもいくつか種類があります。染料の原料には鉱物系、動物系、植物系などがありますが、いずれも粉状です。(画像左)
この粉状の染料を使いやすい液状にするためには、染料を溶く材料が必要となります。その材料として、水、オイル、アルコールが主に使用されます。
水、オイル、アルコールは互いに
・水とオイル →混ざらない
・水とアルコール →混ざる
・オイルとアルコール →混ざる場合と混ざらない場合がある
という特性があります。
 
水、オイル、アルコールの特性
 水溶性染料 ◆ ハーバリウムに使用する場合
水で色素を溶いた染料を使用したプリザーブドフラワーであれば、オイルとは混ざることがありませんので、ハーバリウムでもその色を長く保つことができます。(画像左)
反対に、プリザーブドフラワーの染料にオイルやアルコールが使用されていますと、ハーバリウムに使うオイルに色素が溶け出す場合があります。(画像右)
結論としましては、ハーバリウムに使用するプリザーブドフラワーは、水で色素を溶いた染料(水溶性染料)で着色したものが一番適していると考えられます。ハーバリウム用の花材をお買い求めの際は、水溶性染料のプリザーブドフラワーをお選びください。
 
 
油溶性染料
ハーバリウムの色落ち ◆ 流動パラフィン(ミネラルオイル)とシリコンの違い
当社で販売している流動パラフィン(ミネラルオイル)とシリコンに、オイルで溶いた染料を使った花材を入れて実験をしてみました。
画像左がハーバリウムの制作直後、画像右が3日後の状態です。
流動パラフィン(ミネラルオイル)で作ったハーバリウムは色落ちしているのがはっきりと分かります。
シリコンはその特性上、水で溶いた染料、オイルで溶いた染料のいずれも色が落ちる可能性は低いと考えられているのですが、オイルで溶いた染料ではわずかに色落ちしていることがこの実験で分かります。
 
ハーバリウムの色落ち
   
  【動画】ハーバリウムの色落ちについて
~色素と水、オイルとの関係(2:28)
【動画】ハーバリウムの色落ちについて
~シリコンと流動パラフィンの差(2:13)
 
  
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